今までの人生で入院ということをした事がなかったので、実はなんだか遠足のようで楽しみにしていて、どんな食事が出るのかな~♪となんだかドキドキでした。
Jessica が出産した病院は食事も豪華で美味しい、と聞いていたし、同じ病院で出産した会社の同僚も“レストランのようなコンプリートミールでスピナッチスフレが美味しくてあの味が忘れられないわ。”なんて言っていたので、スピナッチスフレ?!そんな小洒落たもんが出るのか~☆とかなり期待大。
手術後、リカバリールームで休んでから病室に移動されました。
病室は全て個室でシャワー、トイレ完備で窓からの眺めも悪くないし、双子だからという病院の配慮で角部屋の一番大きい部屋を用意してくれて結構快適でした。
前の晩から何も食べてなかったのでお腹ペコペコだったJessica, ようやく病室で落ち着いてから食事が運ばれてきてニコニコしながらトレーを見てみると出されたものはこれ。
なんですかこれ?
クランベリージュース、紅茶、チキンブロスにオレンジシャーベット。。。
はいいいい?!
ナースに聞いてみると初日はまだ点滴をしていて流動食しか食べちゃダメということ。
ががーーーん。
夜も全く同じメニューが出された時には悲しくなりました。
次の日の朝からは通常メニューで、毎回食事の前に部屋に電話がかかってきて飲み物、前菜、メイン、デザートを全て選べて、“チキンのハーブソテー、ビーフのトマト煮込み、サーモンのどれがいいですか?”と言った感じで選択が出来ました。
これが結構、楽しかったあ☆
朝は、フレンチトーストにブルーベリーマフィン、コーンフレークを選びました。
夜はマッツオボールスープに、ビーフ。
この病院、ジューイッシュの病院で有名なので、ジューイッシュ料理のマッツオボールスープは美味しいんじゃないか、と思って選んでみたがうーん、これはちょい失敗。
次の日の朝食はパンケーキ。
夜はチキンに噂のスピナッチスフレを。
なるほど~♪ホウレン草をクリーミーでフワフワに空気を入れて仕上げてあるのですごく軽くて美味しかった!どうやって作ってるのかしら?
午前中と午後に2回スナックタイムもあって、コーヒーと一緒にほっかほっかの焼きたてクッキーやら、マフィンを持ってきてくれるのですがこれも熱々で美味しい!!
病院にいながらかなり食事を楽しんでしまいました。
よく退院する時、あ~ようやくお家に帰れて嬉しい~って言う人が多いけど実は私、最後の日とか“なんだ、もう退院か。もうちょっといたかったな。”とか本気で思ったほど快適入院生活でした。
看護婦さんもみんなすごく親切で至れり尽くせりだったし、双子だから大変でしょ、とダイパーやフォームラも持って帰りなさいってものすごい大量にくれて感謝☆
今でも病院の前を通るたび、また入院したいなー、でももう二度とないなんて残念だな~なんて思っちゃう。(笑)それ位私の入院生活は楽しかった。(笑)
最近のマイケルとリンクは耳が発達してきたのか、前までは一人が泣いてももう一人はすやすや寝ていたのに今では一人が泣き出すとビクっとしてもう一人もつられて起きて泣いちゃうのが困りもの。。
あー、いつか起きた時に“おおーーーー、5時間も寝てくれたーー!”なんてミラクルな日が早く来てくれることを願うばかりです。(笑)
2008年11月26日水曜日
入院生活
2008年11月20日木曜日
出産当日ストーリー
毎日、リンクとマイケルを抱いてばっかりいる為、右手首がひどい腱鞘炎になってしまいスプーンも持てないほどになってしまったJessica です。
おまけにひどい腰痛と肩こりで背中にはサロンパスのオンパレード。。
忘れないうちに出産当日の話を書いておこうと思います。
予定帝王切開だった為、10月29日、朝4時に起きて Nick と二人で“これから産んできま~す!”なんてホームビデオを取りながら明け方、病院へ向かいました。
我が家の双子は二人とも最後まで頭が下になっていて逆子ではなかったので普通の経膣分娩も希望すれば可能だったのですが、人一倍怖がりのJessica は何といってもあんなでっかい赤ちゃんが自分の股から出てくること自体考えただけで失神しそうで、更に私の場合は双子で2回もそんないきむなんて想像に絶し、帝王切開を最初から希望しました。
だって、人間が股から出てくるんですよ!
こっちはほとんどがエピドロを使った無痛分娩だけど、それでも経験者の友達もみんな陣痛の痛みが並じゃなかったって言うし、先生も双子の場合は普通分娩で望んでも最悪のケース、一人目がちゃんと出てきて二人目がなかなか出てこなくて結局、帝王切開になることもあるから、最初から予定帝王切開で行くケースが大多数、と言っていました。
日本ではまだほとんどエピドロも使わない自然分娩で皆さん産んでいるなんて頭が下がります。
当日は朝、5時半に病院にチェックインし、個室でモニターをお腹に付けられて赤ちゃんの心音なんかを計り、ナースがこれからの手順などを説明しました。
Nick は手術室用のブルーの服に着替えさせられ、グレーズアナトミーのドクター、マックドリーミーとは程遠い姿でまるで、
今から宇宙に行くんですか? って感じ。
7時半に手術室に移動したのですが、手術室に入った瞬間、10人以上ののナースや麻酔師、先生が待機していてシャカーン!と天井からライトが照らされたERの世界で、Jessica, 一気に恐怖が襲ってきて足がすくみ、
ひょえーーーー!
本当に今から始まるんだーーー!どうしよー、やっぱり怖いから普通分娩に変えます、とか今から言えないのかな?!何で自ら腹を切ることを選んでしまったんだーーー!!
と後悔しまくり。
麻酔師が
“これから脊髄に注射をするので背中を丸めて動かないで。最初チクっとするけどあとはプレッシャーを感じるだけです。”と説明するのですが、もうパニック状態の Jessica, ガクガクと震えが止まらなくて、
“すみません!私、震えてるので体が動いちゃってるのですが大丈夫ですか?! I'm shaking ! I'm shaking ! ”と叫びまくって、ナースに前から体を支えてもらいました。
チクっとした後クワーっと液体が中に入っていく感覚がして
“ Are you alomost done ?! Note yet ?! " と何度も聞くとても嫌な患者だったと思われます。
10秒後位に足元からポーッと温かくなってきて、遂に手術台の上に寝かされられ、お腹の下からはカーテンで見えなくされました。
ナースが
“ハイ、冷たく感じますか?”と麻酔が効いてるかチェックする為に冷たいコットンをお腹にあてるのですが、麻酔が効いてないまま切腹されたんじゃたまんないですから何度も
“うーん、まだ冷たいかもしれません。”
“まだ冷たいような気がします。”
“まだちょっと冷たい気がします。”
としつこく返答。
ようやく麻酔も効いて先生が“じゃこれから始めます。”と言われてからもう1分もしないうちに焦げ臭いにおいがしてきて
ひいいいいーーーーー!この匂いは私の腹が切られてる匂いだわーー!
と思った瞬間、お腹の中をモゴモゴされてる感覚がし、
その直後5秒後に、” Oh, it's a beautifull baby ! " という先生の声と共に、
おぎゃーおぎゃー!!!と赤ちゃんらしき泣き声が。
そしてチラっと肌色の泣き喚く生命体が私のお腹の横から見えて、
うわーーーー本当に出てきたああーーーーー! (←当たり前だけど)
妊娠中、毎日2時になるとTLCのベービーストーリーを見て毎回、人の出産の光景に感動で泣いていたのに自分の出産時は、自分のお腹から他の生きてる人間が出てくる、というあまりの非現実的な光景(現実のことなんだけど)に目ん玉を見開いて凝視しっぱなしで感動する暇なんて全くありませんでした。
そして30秒もしないうち、“Next one is coming up ! " と言って二人目もおぎゃーおぎゃー!
うわーーーー、また出てきたあああああああああ!!!!(←双子だから当たり前)
感動というより、SF映画の世界のようでした。
妊娠中、お腹の中に赤ちゃんがいるという事実はもちろん分かっているものの、本当にお腹から肌色の生きた小さな小さな人間が泣いて出てくるって、もう、本当にすごいことですよ。
こんな感じで私の帝王切開はあまりの早さにリンクの方が最初に出てきたのだけど、マイケルも二人とも同じ7時52分が出産時刻になりました。ものの30秒ほどの差でした。
ハイ、They are gorgeous ! と言いながらナースが二人の赤ちゃんを私の胸元に持ってきてくれて 私と赤ちゃんの写真をNick が撮り、(ちゃんとこの為に最初からメークしておいた。)初めて自分の赤ちゃんと言うものに恐る恐るほっぺたをポインポインとつついてみると、生暖かくて
うわーーーー、本当に人間だーーーーーー!(そりゃそうだ。)
その後、先生達が私のお腹から胎盤の処理やらしているらしいのですが、“昨日ディナーの後に、車がエンストしちゃって大変だった。”なんて世間話をしながら処理をしているので、え?、まじ?ちゃんと私のお腹に集中してよ~!!と思いながらも彼らにとっては日常茶飯事のことなんだわ、と思ったらなんだかちょっと緊張がほどけてきました。
そんな感じで私の出産体験は、涙の感動とは程遠いのですが今までの生きてる人生で味わったことのない凄まじい経験でした。
次は入院生活をアップデートします☆
2008年11月18日火曜日
生後3週間
皆様、お久しぶりです。
たくさんの方からお祝いのメッセージを頂いて本当に有難うございます!!
時間がなくて一人一人にお返事が出来なくて申し訳ない。
本当にごめんなさい。
3週間ヘルプで来てくれていた母親も日本に今朝、日本に帰ってしまって、毎日ご飯を作ってくれてくれたり家事洗濯をしてくれた母親に本当に感謝です。
今日から大丈夫かな~。。と自分も母親になったのに頼りなくてすごく心配。
我が家の双子チン達はすくすく成長していて、二人に3時間ごとにミルクをあげて、おむつ替えて、またミルクの準備して、と1日があっという間に過ぎていって相変わらず睡眠時間は1日2,3時間です。。
この食いしん坊の私でさえ、あまりの忙しさに朝から私、何も食べてない?!ってこともあり30パウンド(13キロ)増えた体重も1週間で元に戻ってしまいました。
人間ってこんなに寝なくても生きていかれるんだあ、と限界にザ、チャレンジって感じです。
二人が同時におとなしく寝てくれてる時間が30分もあればラッキーな方なので、はっきり言って自分が落ち着いてうんこする時間もミスってしまう程忙しい。。
Jessica は昔から昼寝が出来ない体質で、飛行機の中などでも全然寝れない人でした。
でもね、人間の体って欲求にはかなわないのねえ。
今では3秒与えてくれればコロっと大いびきで眠りの底へ突入です。
さて、うちの双子チンのブログネームですがリンク&マイケルに決定です。
どこから来たかと言うと、プリズンブレイクの兄弟、リンカーンとマイケル、スコーフィールド。(笑)
病院から家に帰ってきて最初の1週間は本当に一番大変でした。
赤ちゃんが泣いてても帝王切開後のお腹がまだ痛くてすぐにベッドから起き上がれなくて自分の体にイライラして慣れない母乳育児にもう泣きそうでした。
母乳だと2時間ごとに授乳、まだ体の小さいリンクとマイケルは飲む顎の力も少ないので飲むのに20~30分はかかってしまい、二人で1時間かかり、それが終わったら次の授乳の時間までにパンプで母乳を絞って、なんてやってるともう次の授乳の時間になってしまい、1日中部屋の中でおっぱい出したままで、まるでアマゾンに住む乳出し族状態。
生後1週間目の小児科の検診で、二人の体重が思うように増えていない為、フォーミュラも補充し、先生にもしまだ母乳で育てたいならラクテーションコンサルタントに行くように薦められましたが、小児科の先生も“正直言って双子で完全母乳育児はとても難しいし、ナニーやお手伝いさんを雇っていないなら母体が疲労で持たないわよ。”と言われ、悩んだ結果、出来たら母乳で育てたかったけどやっぱり完全フォーミュラに切り替えました。
何よりもまずは二人の体重増加が一番大事だし、フォーミュラに変えた事でNick にも手伝ってもらえるし精神的にかなり楽になりました。
育児は100人十色でいろんな意見があるだろうけど母親の精神状態が一番赤ちゃんにとっても大事だと実感。
生後2週間後の検診では二人とも順調に体重が増えていっててようやく安心しました。
私達は長い不妊治療の結果、体外受精でようやく授かったミラクルベイビーなので、夜中にピーピー泣いて起こされると“お願い!30分だけでも寝かしてくれ~!!!”と思いつつも、純粋な瞳の彼らを見ていると愛しくて涙が出てきそうです。
次回は忘れないうちに出産当日と入院生活の話をアップデートしま~す。
2008年11月7日金曜日
出産報告
ご報告が遅くなってしまいましたが、10月29日の朝、無事双子の男の子を出産しました。
最初の子は5パウンド7オンス(2466g)、2人目は5パウンド2オンス(2324g)で心配していた低体重でのNICU入りもなく母子ともに健康で一緒に退院してこれました。
帝王切開後の痛みがまだ消えぬまま初めての手探りでの育児、おまけに双子でもう毎日が忙しくて忙しくてPCにゆっくり座っていられる時間もありませんでした~。。
たぶんこの1週間で睡眠時間をトータルしても6時間も寝てない気がする。ふいーー。
真夜中3時、4時頃に二人とも変わりばんこに泣かれるとこっちまで泣きそうになりますが、二人の寝顔やじーっとつぶらな瞳でこっちを見つめられたりすると何でも許せちゃいます。(笑)
Nick と二人で寝不足でゾンビ状態になりながらも、“やだあ~見てーー。”“きゃーー、手揚げてるーーー。”“ひや~、見てこの口ーーー。”とほんの少しの動作も何もかもが可愛くて本当に飽きません。
詳しい出産ストーリーや書きたいことが山ほどあるので落ち着いたらゆっくり後で更新していきます。
この時間にシャワーを浴びちゃわないと一人の子の授乳の時間になっちゃうのでとりあえずはご報告まで!